20回記念大会は終了しました。

ワークショップF
「包括システムの基礎を学び直す」              

 包括システムを十分に使いこなすロールシャッカーに育つには、相当なトレーニングと経験が必要です。それらの重要なポイントとして「施行法」と「コーディング」があります。この決まったやり方でロールシャッハテストを施行し、反応を正確にコードすることが、被検者のデータを私たちが最大限にセラピーに生かすことのできるスタートラインとも言えるでしょう。
何年も経験を積んでいても、ともすれば揺らぎ、迷うことがあるコーディングを中心に、このワークショップでは「包括システムの基礎」を「学び直す」という趣旨で進めていきたいと思っております。JRSCでは毎年、大会に併せて初心者を対象に入門コースを開催してきました。今回も初心者の皆さんはもちろん歓迎いたしますとともに、臨床で5年、10年、と実際にロールシャッハテストを利用してきた方々が、基礎に戻り、しっかり「包括システム」を学び直す機会にできたらと考えております。短い時間ではありますが、このワークショップがそれぞれの自分の癖、あやふやになってきたことを確かめられて、基礎を少しでも確かなものにでき、包括システムというアセスメントツールが明日の臨床に活かせるよう充実したものにできましたら幸いです。

講師:野村邦子(聖母病院)・他

医療現場の臨床心理士として、発達や精神面での問題を抱えた子ども、大人を対象としたアセスメントや心理面接をおこなってきました。ロールシャッハテストのフィードバックや心理面接への活かし方に関心を寄せています。JRSC第19回山梨大会に引き続き、ワークショップ講師を務めさせていただきます。

包括システムによる日本ロールシャッハ学会編『ロールシャッハとエクスナー』ロールシャッハ・テストの起源と発展 金剛出版 ISBN4-7724-0868-1 C3011 \2800E
ロールシャッハとエクスナー.jpg
まえがき
 包括システムによる日本ロールシャッハ学会の設立10周年を記念して,学会企画として本書を出版できたことを心から嬉しく思っています。LinkIcon続きはこちら


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JRSC会長あいさつ

包括システムによる日本ロールシャッハ学会シンポジウム画像.JPG 本学会は、1993年にアジアでははじめて 国際ロールシャッハ及び投映法学会に団体登録された、日本で最初のロールシャッハ学会として設立されました。設立当時は30人に満たない組織でしたが、学会員数は600名を超える学会に成長しました。

このサイトは,包括システムによる日本ロールシャッハ学会の公式サイトです。
 当学会は,包括システムによるロールシャッハ法を学び,その発展・普及および研修者間の連携・協力をはかっています。例年5月に大会を開催する他,機関誌,ニュースレターを発行し,各地で研修会を実施しています。また,国際ロールシャッハ及び投映法学会(The International Society of the Rorschach and Projective Methods (ISR) )に団体会員として登録し,その活動に参加しています。
 当学会は,平成20年4月7日付けで日本学術会議の協力学術研究団体に指定されました。
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