このサイトは,包括システムによる日本ロールシャッハ学会の公式サイトです。
 当学会は,包括システムによるロールシャッハ法を学び,その発展・普及および研修者間の連携・協力をはかっています。例年5月に大会を開催する他,機関誌,ニュースレターを発行し,各地で研修会を実施しています。また,国際ロールシャッハ及び投映法学会(The International Society of the Rorschach and Projective Methods (ISR) )に団体会員として登録し,その活動に参加しています。
 当学会は,日本学術会議に申請し,協力学術研究団体に登録されました(平成20年4月7日)。
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大会プログラム

【22回九州大会プログラムPDF版はこちら】

大会日程

1 タイムスケジュール

【第1日目 6月11日(土)】

9:30~

10:00~12:00

12:00~13:00

13:00~17:00

17:15~18:15

18:30~20:30

受付

認定資格基礎研修

(CPCS-1-B)

昼休み

認定資格基礎研修

(CPCS-1-B)

特別公開講演

懇親会

ワークショップA

理事会

ワークショップA

ワークショップB

ワークショップB



【第2日目 6月12日(日)】

9:00~

9:30~11:30

11:30~12:30

12:30~13:30

13:30~16:30

受付

研究発表

(口頭・ポスター)

総 会

昼休み

事例検討

*ポスター発表

編集委員会


*ポスター発表筆頭者の在席時間は,13時から13時30分までです。

2 会場

【第1日目 6月11日(土)】
・認定資格基礎研修(CPCS-1-B) ・・・・・・・・・ 4号館301教室
・ワークショップA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   同 201教室
・ワークショップB ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   同 202教室
・理事会       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 学術研究所大会議室(4号館隣り)
・特別公開講演 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4号館203教室
・懇親会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 西南クロスプラザ2階(東キャンパス)

【第2日目 6月12日(日)】
・口頭発表 A: 4号館201教室  B: 同202教室  C: 同301教室  D: 同302教室
・ポスター発表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4号館101・102教室廊下
・総会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   同 203教室
・編集委員会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 学術研究所大会議室(4号館隣り)
・事例検討 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4号館203教室

参加者へのご案内

1 受付

6月11日(土)9時30分から,認定資格基礎研修(CPCS-1-B)に参加される方は4号館301教室(3階)にて,ワークショップに参加される方は4号館101教室(1階)にて受付を行います。
 6月12日(日)の本大会のみ参加される方は,同日9時から4号館101教室(1階)にて受付を行います。
 6月11日(土)に受付をされた方は,本大会当日の受付の必要はありません。名札を着用の上,直接会場においでください。
 事前送付いたします「プログラム・抄録集」及び名札(名札ケースは受付時にお渡しします)をお忘れにならないようご注意ください。お忘れになった場合は,大会受付にて有料で配布いたします。なお,入金確認ができなかった申込未完了の方には,当日受付にて名札をお渡しします。
 研修証明書及び大会参加証は,終了時に各会場にて配布します。再発行はいたしませんので,各自で保管願います。
※事前予約をされずに当日参加される方は,4号館101教室(1階)にて,申込用紙に所定の内容をご記入のうえ,参加費を添えてお申込ください。6月11日(土)のワークショップへの当日参加も可能ですが,認定資格基礎研修(CPCS-1-B)は定員に達していますので参加できません。
※非学会員は,原則として保健・医療・福祉・教育・司法等の領域で心理臨床などの実務経験を持つ方とさせていただきます。大学院生の方は,この限りではありませんが,守秘義務の責任を負うことが条件です。当日,大会受付にて学生証を提示していただき,誓約書に所定の内容をご記入いただきます。
なお,特別公開講演については,上記に加え,臨床心理学専攻及び関連分野の大学生も参加可能です。特別公開講演のみ参加の方は,会場入口で受付を行います。また,大学院生及び大学生については,学生証を提示していただき,誓約書に所定の内容をご記入いただきます。

2 懇親会

  6月11日(土)18時30分から,東キャンパスの西南クロスプラザ2階にて行います。会場ではピアノの生演奏と九州の焼酎をご用意してお待ちしております。
当日参加を希望される方は,大会受付(101教室)にてお申込ください。なお,定員に達した場合はご希望に添えないことがございます。         参加費   4,000円

3 総会

  6月12日(日)11時30分から4号館203教室で総会を開催いたします。学会員の方はご参加ください。

4 ロールシャッハアーカイブスの上映

 大会期間中,4号館102教室(休憩室)において,第20回記念大会時に上映されたHermann Rorchachに関する映像「ロールシャッハアーカイブス」を繰り返し上映いたします。ぜひ,ご覧ください。

5 書籍販売コーナー

  大会期間中,4号館203教室前の階段踊り場に書籍販売コーナーを設けますのでご利用ください。

6 昼食・休憩

  6月11日(土)は学内の学生食堂(中央キャンパス)と西南クロスプラザ1階(東キャンパス)が営業していますが12日(日)は休業です。地下鉄西新駅周辺には飲食店やコンビニがありますのでご利用下さい。大会受付(101教室)にて昼食マップをお渡ししています。また,4号館102教室(休憩室)は飲食可能です。

7 掲示・連絡

  大会本部から参加者への連絡は掲示板で行います。参加者相互の連絡につきましても掲示板をご利用ください。大会期間中,掲示板は大会受付(101教室)付近に設置します。

8 大会本部

  大会期間中,大会本部(101教室)を設置します。なお,大会スタッフは,スタッフ用の名札をつけておりますので,不明な点があれば,お気軽にご質問ください。

9 荷物置き場

  4号館101教室: 6月11日(土) 9時30分~18時20分,12日(日) 9時00分~16時40分

10 学会事務局の設置

  6月12日(日)の昼休み(12時30分~13時30分)に1階,ポスター発表付近に学会事務局を設置します。年会費の納入をご希望の方は,会費と振込用紙をご持参ください。

11 駐車場

  西南学院大学に駐車施設はありませんので,最寄りの公共交通機関をご利用ください。

12 臨床心理士研修ポイント・精神科専門医ポイントについて

 ◆公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の規定に則り,臨床心理士の研修ポイントとして申請することができます。臨床心理士のポイント申請の際は,大会参加証および「研修証明書」をご使用ください。なお,後日これらの再発行はいたしませんので,大切に保管してください。
 ◆日本精神神経学会精神科専門医制度における精神科専門医資格の更新に必要とされる取得単位を得る方法の一つとして認定されています。大会参加により規定にあるポイントを取得する場合には,大会受付(101教室)にお申し出ください。

13 その他

 ・大会中は全てのプログラムについて撮影・録音はご遠慮ください。
 ・喫煙される方は,中央キャンパス体育館前か西南クロスプラザ北側にある喫煙所をご利用ください。

14 お問い合わせ

◆大会前日まで:JRSC第22回福岡大会事務局  E-mail:jrsc22fukuoka@yahoo.co.jp
◆大会当日:大会本部・西南学院大学4号館101教室(1階) 
電話:070-2400-3347(大会期間中のみ)

CPCS,ワークショップ
6月11日(土) 10:00~17:00

認定資格基礎研修(CPCS-1-B)  4号館301教室(3階)

講師:市川京子(東京武蔵野病院),小澤久美子(青森家庭裁判所)
※CPCSは予約参加のみ。すでに申し込みは締め切ってます。
※ワークショップA及びBについては,資料は当日配布となりますが,当日参加できます。なお,資料の準備の都合上,大会事務局にメールでの申込みをお願いいたします。

ワークショップA   4号館201教室(2階)
「ロールシャッハの体験型

~“つぶれ型”から回復する,とどまる,つぶれ型になる,とは~」

講師:中村紀子(中村心理療法研究室,JRSC顧問,ISR会長)
JRSC第20回大会では,「つぶれ型」について初めて検討しました。このワークショップではさらに具体的にケースを通して,「つぶれ型」について理解を深めます。さまざまな臨床で困難をもたらすこれらのクライアントの理解を通して,ロールシャッハをこれから学ぶ方には,アセスメントの魅力が伝わり,経験者の方には,結果をレポートするのが困難だったこれらのケースの本質を理解する糸口となることを願っています。

ワークショップB   4号館202教室(2階)
「子の心親知らず ~子どものこころを可視化する~」

講師:野田昌道(横浜家庭裁判所川崎支部,JRSC会長)

事例検討を中心としたワークショップです。古今東西,「大人は判ってくれない」は映画や小説のテーマになってきました。かように思春期のこころは時に複雑で,なかなかわかりにくいものです。その複雑さをロールシャッハのデータからどう理解し,さらにはその理解をいかに家族と共有し,援助につなげるのか,一緒に検討したいと思います。参加者としては次のような方々を想定しています。ロールシャッハ解釈のスキルアップを目指している(初級から中級へ!)。思春期青年期の事例を扱うことが多い。家族援助にロールシャッハを生かしたいと思っている。皆さまの能動的な関与を期待しています。

特別公開講演
6月11日(土) 17:15~18:15 4号館203教室(2階) 

演題:表現の成り立ちと表現の読み取り
       ~箱庭,事例研究,もしかしてロールシャッハ
講師:安部計彦(西南学院大学教授,大会顧問)
司会:金城正典(琉球大学保健管理センター 大会長)

<講師略歴>
1977年 甲南大学文学部社会学科 卒業
1978年 北九州市児童相談所 心理判定員
1992年 北九州市児童相談所 判定係長
2005年 西南学院大学人間科学部社会福祉学科 助教授
2009年 東洋大学大学院福祉社会デザイン研究科社会福祉学専攻博士前期課程 入学
2010年 同課程 卒業(修士,ソーシャルワーク)
2011年 西南学院大学人間科学部社会福祉学科 教授
<主な著書・論文等>
○編著 2001年 『ストップ・ザ・児童虐待』ぎょうせい
    2009年 『一時保護所の子どもと支援』明石書店
○編集代表 2005年 『子ども虐待法律問題 Q&A』第一法規
○共編 2008年 『子どもを守る地域ネットワーク実践ハンドブック』中央法規
○論文
1999年 「トラウマワークとしての箱庭療法」日本嗜癖行動学会誌第16巻1号
2005年 「児童虐待の心身への影響」心身医学第45巻第3号
2012年 「子ども虐待の実態」教育と医学60巻9号
2013年 「市町村との機能連携」子育て支援と心理臨床7巻
2011年 「児童福祉施設での子どもの暴力にどう支援するか」福祉心理学研究第11回1号
2014年 「家庭状況が子どものネグレクト状態に与える影響」子どもの虐待とネグレクト第16巻1号

講師の安部氏は虐待問題に造詣が深く,全国を飛び回って活躍中ですが,児童相談所心理職としての長い経験もお持ちです。児童相談所在職中は,特に描画テスト,箱庭療法のキレのある読み取りで知られ,職域を越えた勉強会を主催され,多くの仲間を育ててこられました。
今回のご講演では,当時から考察を深めてこられた「①作者の意識や無意識がどのように箱庭の中に現れているのか,②箱庭に表わされた作者の「こころ」全体を,どのように受け取り,読み解けばいいか」というテーマから発展し,「箱庭」のみならず「事例」全体の理解へと広がる考え方をお話しいただける予定です。
私たちが「ロールシャッハ反応」から読み解こうとしているものの意味を,「表現の成り立ち」として,更に「表現の読み取り」という視点から,共に考える機会としたいと思います。

事例検討
6月12日(日) 13:30~16:30 4号館203教室(2階)

「 テスト - リテストの変化から学ぶ
~19歳から30歳の足跡を追って~ 」
事例提供:中村 紀子(中村心理療法研究室)
指定討論:坂野 雄二(北海道医療大学)
司会:渡邉 悟  (八王子少年鑑別所)

 一回の心理検査でわかることと、繰り返しアセスメントをしてみることによってはじめてパーソナリティの根幹や本質が理解できることとがあります。経過の中で変化と不変の波に洗われ、パーソナリティも地層のように、年輪のように年齢と経験が積み重なって成長していくのだということがテストとリテストから見て取れます。

10年の経過における4回のロールシャッハの結果から

1回目の結果では予測値としての理解でしかなかったものが、10年後の経過でその理解を確かめる機会が得られるとすれば、それは貴重な経験であり査定学としても重要なデータとなるものと思われます。長い目で見た良い方向への変化、その人にとって居心地のいい自分になるための革新(ターニングポイント)は
どのように訪れるのか、データベースでたどりたいと思います。
そのために、19歳の初回と、実質的な変化が生活上に見られてきた55セッション後の21歳時、そして80セッション余りを経て終結を目前にした24歳の時のロールシャッハの結果をたどります。最後に7年余りたって30歳時に再来した時の結果から、改めてそれまでの変化の全体像をまとめたいと思います。

重要だった二人の専門家

このケースには、2人の専門家が関与していました。一人目はエクスナー博士です。初回のロールシャッハのデータは1992年に博士が初来日して小田原でワークショップを行った時に検討されたもので、ロールシャッハの結果から何が考えられ、何が重要で、どのように展開する可能性があるかなど、その後のセラピーにつながるたくさんの理解をもらいました。セラピーをするのであれば、まずはきちんとアセスメントをして、その結果について本人とも話し合って確認し、結果を生かしながらセラピーを展開していく。そして終結するにあたってはリテストをして効果測定をし、本人とも変化を話し合ってまとめる、という一連の作業を初めて体得したケースでした。駆け出しのセラピストだった私にとっては、それから後もロールシャッハが手放せない羅針盤となる経験になりました。

二人目は指定討論者の坂野雄二先生です。生活上でいろいろ動きが取れるようになって変化の手ごたえが出てきた最初のリテスト(20か月後)をした頃、本人の問題は「会食恐怖」に収斂していきました。この会食恐怖にターゲットを絞って、坂野先生に認知行動療法を依頼しました。そこで3か月余り、坂野先生から受けた緊張と予期不安に対処するトレーニングは、その後もずっとこのクライアントに活かされていたようです。緊張感と強い予期不安が起こっても、それを自分で感知してそのような状態を自分でコントロールできるのだという自信があったために、何とかやれてきたということが10年後の再来セッションで繰り返し語られました。
長期のカウンセリングやセラピーで地ならしができたうえで、短期間の認知行動療法を組み合わせて双方の長所を生かすタイミングについても考えたいと思います。ロールシャッハの結果から、認知行動療法を導入する時期とタイミングをどのように図るのかを検討して、ロールシャッハの結果を認知行動療法の適用の判断にどのようにつなげられるかも考えられると現実的な議論になると思います。

口頭発表(調査研究) 
6月12日(日) 9:30~10:30

A  201教室(2階) ①9:30~10:00,②10:00~10:30

① 「非行少年におけるロールシャッハ・テストの反応特徴(1)~非行態様別による調査~」
② 「非行少年におけるロールシャッハ・テストの反応特徴(2)~改善更生への促進要因を導き出す挑戦~」

B  202教室(2階) ①9:30~10:00,②10:00~10:30

① 「包括システムによる子どものロールシャッハ基礎データ研究」
② 「放火に及んだ統合失調症患者6名のロールシャッハ・テストに関する研究~入院中の統合失調症群との比較から~」

C  301教室(3階) ①9:30~10:00,②10:00~10:30

① 「自閉症スペクトラム障害大学生のロールシャッハテストとWAIS-Ⅲによる社会適応に関する一考察」
② 「自閉スペクトラム症の認知特性とサブタイプの検討~特殊部分反応の質的分析を通して~」

D  302教室(3階) ①9:30~10:00,②10:00~10:30

① 「Rorschach test を用いたレビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の比較研究」
② 「自閉症スペクトラム障害と診断された男性におけるロールシャッハ・テストとAQテストとの関連について」

口頭発表(事例研究)
6月12日(日) 10:30~11:30

A  201教室(2階)

③ 「ロールシャッハ・テスト再検査の検討~「つぶれ型」の非行少年の2事例~」

B  202教室(2階)

③ 「境界性人格障害の診断を受けている受刑者のロールシャッハ・テスト」

C  301教室(3階)

③ 「認知を揺さぶるアセスメント~認知行動療法にロールシャッハテストを生かす~」

D  302教室(3階)

③ 「学習障害が疑われた大学生の事例理解とその支援~ロールシャッハテストデータを通して学生の生きづらさを理解する~」

ポスター発表
6月12日(日) 9:30~16:30 4号館1階

*ポスター発表筆頭者の在席時間は,13時から13時30分までです。

① 「依存症のロールシャッハ・テスト,MMPI,WAIS ~60代女性の2事例~」
② 「自殺未遂歴のある20代男性のアセスメント~自殺の危険性の評価と結果の活用を通して~」
③ 「肥満症患者230名のロールシャッハ変数の特徴~男女差の比較~」






大会テーマ【包括システムの魅力に出会う in 九州】

大会テーマ【包括システムの魅力に出会う in 九州】

<プログラム>

6月11日(土)

1.包括システムによるロールシャッハ・テスト認定資格レベル1取得のための基礎研修~

 CPCS-1-B(コーディングの基礎編) (10:00~17:00)

ロ・テスト★学会認定資格制度開始!

JRSCでは、包括システムによるロールシャッハ・テスト認定資格(Certificate of Proficiency in the Rorschach Comprehensive System:CPCS/シーピクス)制度を開始しました。基礎的な施行法とコーディングを習得していることを示すレベル1(CPCS-1)を取得するために必要な単位(A・B・C・D)のうち、今回は、単位B(コーディングの基礎)が開催されます。単位Bは最後に試験がありま す。単位Bを取得しておくと、CPCS-1の取得が楽になります。

詳しくは、こちら(「認定資格」欄)をご覧下さい。


*制度開始後、初めての大会、学び始める好機です。

 学びの道筋や目標が明確になりました。

 これを機会に学会員となり、認定資格の取得を目指してみませんか?




2.ワークショップ   (10:00~17:00)

A:ロールシャッハの体験型~“つぶれ型”から回復する、とどまる、つぶれ型になる、とは

 講師 中村 紀子

中村心理療法研究室、JRSC顧問,

国際ロールシャッハ及び投映法学会(ISR)会長


中村先生からのメッセージ:

JRSC第20回大会では、「つぶれ型」について初めて検討しました。このワークショップではさらに具体的にケースを通して、「つぶれ型」について理解を深めます。さまざまな臨床で困難をもたらすこれらのクライアントの理解を通して、ロールシャッハをこれから学ぶ方には、アセスメントの魅力が伝わり、経験者の方には、結果をレポートするのが困難だったこれらのケースの本質を理解する糸口となることを願っています。

B:子の心親知らず ~子どものこころを可視化する~

 講師 野田 昌道

  (横浜家庭裁判所川崎支部、JRSC会長)

野田先生からのメッセージ:

事例検討を中心としたワークショップです。古今東西,「大人は判ってくれない」は映画や小説のテーマになってきました。かように思春期のこころはときに複雑で,なかなかわかりにくいものです。その複雑さをロールシャッハのデータからどう理解し,さらにはその理解をいかに家族と共有し,援助につなげるのか,一緒に検討したいと思います。参加者としては次のような方々を想定しています。ロールシャッハ解釈のスキルアップを目指している(初級から中級へ!)。思春期青年期の事例を扱うことが多い。家族援助にロールシャッハを生かしたいと思っている。皆さまの能動的な関与を期待しています。


3.特別公開講演(無料) (17:15~18:15)

演題:表現の成り立ちと表現の読み取り~箱庭、事例研究、もしかしてロールシャッハ

講師 安部 計彦(かずひこ)

(西南学院大学教授、大会顧問)


4.懇親会(大学内)  (18:30~20:30)

初日終了後に大学内の西南クロスプラザ2階にて、懇親会を開催します。全国からお集まりいただいた方々と、楽しいひとときをお過ごしいただきたいと思います。九州の焼酎を味わって下さい。なお、準備の都合上、ご予約をお願いします。




6月12日(日)

5. 研究発表    ( 9:30~11:30)


6. 事例検討    (13:30~16:30)

演題:多角的アセスメントによる理解とリテストの変化から学ぶ

  討論者 中村 紀子(前出)、他

【予約参加申込み方法】

【予約参加申込み方法】

※ 平成27 年11 月1 日(土)以降、JRSC 第22 回福岡大会事務局あてEメールにて受け付け
ます。事前申込み期限は、平成28 年4 月23 日です。
包括システムによる日本ロールシャッハ学会(JRSC)第22 回福岡大会事務局
E-mail:jrsc22fukuoka@yahoo.co.jp
※必要事項をご記入ください。
①氏名、②所属、③参加区分(会員・非会員・大学院生)、④大会参加の有無、⑤認定資格基礎研修(CPCS)
又はワークショップ(WSA or WSB)受講希望の有無、⑥懇親会参加の有無、⑦Eメールアドレス、⑧資料郵送先の郵便番号及び住所
・⑤の認定資格基礎研修(CPCS)又はワークショプ(WSA or WSB)はいずれかの受講となります。
・⑤の認定資格基礎研修とワークショップは予約参加のみとなります。
※ 申込みと同時に郵便局の払込取扱票により諸費用の振込をお願いします。
郵便払込口座01730-9-144115
加入者JRSC 第22 回福岡大会
・郵便局備付の払込取扱票の通信欄に振込金額の内訳(①大会参加の有無、②認定資格基礎研修(CPCS)
※又はワークショプ(WSA or WSB)受講希望の有無、③懇親会参加の有無)をお書きください。(※CPCSは定員に達しました。平成28年4月13日追記)
・会員の方には一号通信に払込取扱票を同封しています。
・郵便局からの払込が困難な方は、JRSC 第22 回福岡大会事務局にお問い合わせください。
※ 認定資格基礎研修とワークショップは、定員になり次第、ホームページにてお知らせしま
す。払込前にホームページをご確認ください。(受講不可となった方にはEメールでご連絡します。)
【備考】
※ 本大会への全日参加、認定資格基礎研修・ワークショップへの参加は、(財)日本臨床心理士会資格認定協
会の研修ポイント及び精神科専門医資格ポイントになります。
※ 非会員の方の本大会及び認定資格基礎研修・ワークショップへの参加は、原則として、医療・福祉、司法・
矯正、教育などの領域で守秘義務のある方、臨床心理学専攻及び関連分野の大学院生に限ります。
なお、公開講座については、上記に加え臨床心理学専攻及び関連分野の大学生も参加可能です。

参加費はこちら→参加申し込み(参加費).pdf



包括システムによる日本ロールシャッハ学会 第22回大会

開催期日:2016年6月11日(土)~12日(日)
会  場:西南学院大学
福岡市早良区西新6-2-92 

(プログラムの詳細等につきましては、決定次第、随時更新しお知らせします。)
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大会長ご挨拶

 テーマ:包括システムの魅力に出会う in 九州

包括システムによる日本ロールシャッハ学会(JRSC)第22回大会を九州で初めて開催させていただくことになりました。この福岡大会では、本学会が新たに創設した「包括システムによるロールシャッハ・テスト認定資格」制度のレベル1(基礎/CPCS-1)取得のための基礎研修「単位B.包括システムのコーディングの基礎」を実施することになりました。その他にもご覧のとおり、大変充実したプログラムをご用意いたしました。改めて基礎固めを狙う方、包括システムをより一層深めたい方、どなたにも満足していただける内容となっているものと、自負しております。

福岡までは、札幌から空路約2時間半、東京からは約2時間弱です。会場の西南学院大学は福岡市の中心部にあり、博多駅から地下鉄で約13分、福岡空港からでも約19分と利便性が高く、近くには福岡ソフトバンクホークスの本拠地でもあるヤフオクドームや福岡タワー、福岡市博物館などのおでかけスポットもあります。また、福岡は玄界灘で獲れた新鮮でおいしい魚を味わうことができ、全国的にも有名な博多(長浜)ラーメンを屋台で食べるのも楽しみのひとつです。この機会に、ぜひ、九州・福岡に足をお運びください。

6月はプロ野球やコンサート等で宿が取りにくくなることも予想されますので、来年6月11、12日は早目にご予定に入れ、宿も確保していただき、包括システムと福岡を満喫していただければ幸いです。太宰府の新緑も美しい季節に、歴史ある西南学院大学で多くの皆様のご参加をお待ちしております。

第22回大会長  金城 正典





情報は随時更新します。
参加申し込み等については、11月1日をめどに掲載の予定です。


【福岡県内 大学までのアクセス】
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福岡市営地下鉄「西新駅」からは1番出口が便利です。
画像は西南学院大学HPから
キャンパスマップ http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap.html
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【参考】全国主要空港から福岡空港までの直行便所要時間
札幌・新千歳空港→福岡空港  2時間30分
東京・羽田空港 →福岡空港  1時間50分
名古屋空港 →福岡空港  1時間25分
大阪・関西空港 →福岡空港  1時間10分

今後の予定  研究発表・参加申込み方法については、11月発送予定の1号通信でお知らせします。

【お問い合わせ】
包括システムによる日本ロールシャッハ学会 第22回大会事務局
E-mail:jrsc22fukuoka@yahoo.co.jp

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JRSC会長あいさつ

包括システムによる日本ロールシャッハ学会シンポジウム画像.JPG 本学会は、1993年にアジアでははじめて 国際ロールシャッハ及び投映法学会に団体登録された、日本で最初のロールシャッハ学会として設立されました。設立当時は30人に満たない組織でしたが、学会員数は500名を超える学会に成長しました。
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静岡大会

延期となっている第26回静岡大会につきまして,次の通り,開催日程が決まりました。
【日程】 2021年7月3日(土)-4日(日) *初日はワークショップ
【会場】 オンライン開催となりました
開催準備の状況は随時,大会HPでお知らせいたします。
JRSC会長 野田昌道
第26回静岡大会大会長 平岡篤武



大会専用ページはこちら
https://www.jrsc2020.com/

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包括システムによる日本ロールシャッハ学会編『ロールシャッハとエクスナー』ロールシャッハ・テストの起源と発展 金剛出版 ISBN4-7724-0868-1 C3011 \2800E
ロールシャッハとエクスナー.jpg
まえがき
 包括システムによる日本ロールシャッハ学会の設立10周年を記念して,学会企画として本書を出版できたことを心から嬉しく思っています。続きはこちら